ia-architect
SKILL.md
IA Architect — 情報設計の作成と検証
目的
- ユーザーが目的の情報に「理解できる形で」到達できるように、情報を構造化し、分類し、命名し、辿れる導線(ナビ)と探せる仕組み(検索)を設計する。 参考: IAは「人が理解し、探し物を見つけられる」ための設計 / IAは findable / understandable を目的
- 設計したIAが妥当かを、チェックリスト + スコアカード + 検証計画(カードソート/ツリーテスト)で監査し、改善ループを回す。
重要な原則(必ず守る)
- IA(情報の背骨)とナビ(UIの移動手段)を混同しない 参考: IAは"information backbone"、ナビはUI要素
- 分類は社内都合ではなくユーザーのタスク中心で設計する(Top tasks起点)
- ラベル(命名)は辞書化し、一貫性を守る(同義語・表記揺れ・略語ルール込み)
- スケールする構造にする(階層 + メタデータ / タグ / 属性。カテゴリ一本道依存を避ける)
- 想像で決めず検証する(カードソート、ツリーテスト) 参考: カードソート定義 / ツリーテスト概要
このSkillの対応モード
- Mode A: IAを設計する(Design)
- Mode B: IAを検証する(Audit / Review)
- Mode C: 設計→検証→改訂(Iterate)(基本はこれ)
ユーザーが明示しない場合は Mode C として扱う。
入力(足りない場合は、分かる範囲で仮置きして進める)
優先度順。リポジトリ/ドキュメントがあれば読み取り優先。
- 対象範囲(どの情報空間か)・制約(権限、運用、検索の有無、CMS/DBなど)
- 主要ユーザーと主要タスク(Top tasks仮説でOK)
- 現状の構造(画面一覧、メニュー、サイトマップ、URL、カテゴリ、タグ、検索UI)
- コンテンツ一覧(なければ代表コンテンツ10〜30件でもOK)
- 既存データ(検索ログ、問い合わせ、ゼロ件検索、回遊データ等)があれば最優先で取り込む
実行手順(Design)
Step 0. IAブリーフ(目的・スコープ・成功指標)
- resources/ia-brief-template.md に沿ってブリーフを作る
- 成功指標は最低1つは置く(例: 目的到達率、探索時間、ゼロ件検索率)
Step 1. ユーザー理解(タスク・探し方・用語)
- Top tasks(主要タスク)を5〜15件に収束
- 探し方タイプ(検索派/回遊派/フィルタ派)を仮説化
- 用語候補(現場用語・俗称・同義語)を収集し、後で用語集に統合
Step 2. コンテンツ棚卸し(Inventory & Audit)
- コンテンツインベントリ(最小でも: タイトル/種類/目的/所有者/更新頻度/品質/現行の置き場所)
- 監査ラベル(残す/統合/削除/作り直し)と、ギャップ(必要だが無い)を出す
Step 3. 構造設計(分類・階層・メタデータ・関係)
- **タクソノミー(カテゴリ体系)**を提案(ユーザータスク起点)
- **メタデータ(属性)**を定義(必須/任意、入力ルール、同義語、正規化)
- コンテンツモデル(タイプと関係)を図または表で定義(例: 作品→話数→カット→素材)
Step 4. ナビゲーション設計(辿れる導線)
- グローバル/ローカル/パンくずの方針
- サイトマップ(IAの可視化として作る。IAそのものと混同しない) 参考: IAとサイトマップの違い
Step 5. ラベリング(命名)設計
- 用語集(ラベル辞書)を作る(同義語・表記揺れ・略語・禁則)
- メニュー名/カテゴリ名/フィルタ名/ボタン文言まで射程に含める
Step 6. 検索・絞り込み(Findability)設計
- 検索対象フィールド、同義語、最低限のランキング方針
- ファセット(絞り込み)一覧、優先順、組み合わせ制約 参考: IAの主要構成要素に Search が含まれる
Step 7. 検証計画(カードソート / ツリーテスト)
- resources/card-sort-plan.md / resources/tree-test-plan.md で計画を作成
- 可能なら、想定タスク別に「正解ルート」と「迷いやすい分岐」を明示
Step 8. 実装・運用(ガバナンス)
- IA仕様として統合(構造/ラベル/メタデータ/検索)
- 追加/変更時のレビュー責任、変更基準、計測(ゼロ件率など)
実行手順(Audit / Review)
1) 成果物を収集
- 既存のサイトマップ、メニュー、カテゴリ、タグ、検索UI、URL、コンテンツ一覧、用語集を収集
- なければ、画面キャプチャやルーティング一覧から推定してでも作る
2) チェック(致命度つき)
- resources/ia-audit-checklist.md を使って Fail / Risk / OK 判定
- resources/ia-audit-scorecard.md で 0〜2点採点し、合計と優先度を出す
3) 改善案(必ず「具体」まで落とす)
- 「問題 → 影響 → 原因 → 修正案 → 代替案(あれば) → 期待効果 → 検証方法」
- 改訂版の サイトマップ / タクソノミー / メタデータ / 用語集 / 検索・ファセット を提示
出力形式(必須)
最終的に、resources/ia-design-output-template.md の構成で出力すること。
- IAブリーフ
- Top tasks / ユースケース
- コンテンツインベントリ(最小版でも可)
- タクソノミー(カテゴリ体系)
- メタデータ定義(表)
- コンテンツモデル(表 or 図)
- サイトマップ(ツリー)
- ナビ構造(グロ/ローカル/パンくず)
- 用語集(ラベル辞書)
- 検索要件 & ファセット設計
- 検証計画(カードソート / ツリーテスト)
- IA仕様(運用・変更管理)
例(このSkillが発動すべき依頼)
- 「このSaaSの情報設計を作って。検索とフィルタも含めて」
- 「今のメニュー構造がぐちゃぐちゃなのでIA監査して、直し案出して」
- 「サイトマップはあるけど、findabilityが低い気がする。ツリーテスト計画も作って」
- 「用語が揺れているので、ラベル辞書と命名ガイド作って」
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